八戸「CHEESE DAY」に行きました


rakra108号(2021.11-12)の特集テーマは「チーズの魅惑」。世界の色々なチーズを扱う専門店や、北東北のチーズ工房、そしてとろけるビジュアルが食欲をそそるチーズ料理、個性豊かなチーズケーキなどをたくさん紹介しています。どのページもチーズ!チーズ!チーズ!な特集です。ぜひ手にとってみてください〜!


去年から続く新型コロナ感染拡大の影響で、思うように取材に動けないことも少なくないrakra編集チーム。
特に今号の制作時期は、北東北でも感染拡大が深刻化。一時休業をするお店や施設もありました。

今回、このweb記事で紹介する「CHEESE DAY」さんもそのひとつ。
ぜひ取材をと考えていたところ、お店のある観光交流施設「八戸ポータルミュージアム はっち」の感染防止対策により、9月1日から30日まで休業に……。制作スケジュールの折り合いがつかず、今回は取材を断念しました。それをとても残念に思っていたのですが「せめてweb記事で紹介できたら…」と取材を申し込んだところ、快くOKが。ということで、10月某日、行ってきました!

「はっち」の2階にお店があります。

2017年12月にオープンした、八戸初のチーズ専門店「CHEESE DAY」。
店主の早狩さんは食品メーカーで商品開発を担当していた経験があり、八戸の食材を生かした新名物「八戸ブイヤベース」の仕掛け人のひとりでもあります。

店名の由来は「チーズを八戸の暮らしの中に根付かせたい」という思いから。
チーズは、M.O.F(フランスの国家最優秀職人章)を持つエルヴェ・モンス氏をはじめ、一流のチーズ熟成士が手がけたチーズを中心に常時50~80種類を取扱い。量り売りのほか、日替わりで10~20種類を1パック400円で小分け販売しています。おいしいうちに食べきれる量で「いろんな種類をちょっとずつ食べてみたい」という人にぴったりです。

メニューボードには、ヨーロッパを中心とした世界のチーズの名前がずらり!
取材時は店休日だったためショーケースは空ですが、普段は各地の個性的なチーズがずらりと並びます。

ほかにも、オリーブオイルや瓶詰めといった輸入食材、地元の菓子店や飲食店とコラボしたスイーツやお惣菜、加工品も充実。チーズの美味しさをシンプルに味わえるサンドイッチやチーズドッグなどもあり、イートインも可能です。

オーナー・早狩さん夫妻が「いいと思ったもの」が並んでいる、というのがよく伝わる品揃え。
ある日のお惣菜メニューの一部(写真:CHEESE DAY SNSより)

どのチーズ、どの商品に対しても丁寧に説明をしてくださって(そして説明が上手)、店に並ぶ商品のひとつひとつに対する想い入れを感じましたし、身近な地域食材との組み合わせや気軽にチーズを楽しむアイデアなども教えていただいて「へー!やってみよう!」と思ったことがたくさん。チーズへの興味も膨らみました。「これも食べてみたい…」「これも気になる…」とさんざん迷い、だいぶ長居をしてしまいすみません……!

「例えば、ケーキを買ような感覚で、チーズを買いに寄ってくれたらうれしい」と話していた早狩さん。

確かに 「今日はどのチーズにしよう」って悩む楽しさ、ケーキを選ぶときと似てるかも。
そして、チーズってケーキと同じように、紅茶やコーヒーにも合うんです(と、教えてもらった)。

その話はまた別記事で…。

CHEESE DAY
八戸市三日町11-1 八戸ポータルミュージアム はっち2F
https://cheeseday.stores.jp/about
*営業スケジュール等はFacebook等SNSで確認を

(編集部 鈴木いづみ)